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【不妊治療】杉ウィメンズ受診レポ。着床障害・不育症検査を受けてきました!

こんにちは、カコです。

私たち夫婦は2023年2月に

3回目の凍結胚移植を行い、

妊娠反応は出たものの、

3月に2度目の化学流産を経験しました。

この結果を踏まえて、

保険適応の体外受精残り3回を

どのように行なっていくべきか悩んでいました。

色々調べていると、流産を繰り返す場合は不育症と

言われることを知ります。

不育症専門で有名なクリニックがあると知り、

検査を受けてみようと思い受診してきました。

流産の原因を知りたい!
杉ウィメンズクリニックへ

不育症、反復流産、死産、着床障害を

専門にしているクリニックがあります。

新横浜にある

「杉ウィメンズクリニック」です。

こちらでは不育症に関する

詳しい検査を受けることができます。

まずは電話にて予約

私が初診予約をしたのは2023年3月です。

完全予約制のため、電話にて初診予約を取ります。

診療時間内に電話し、電話した日から

2週間後の日にちで予約が取れました。

かこ
4月から初診はWEBでも予約が取れるようになったみたいです!

予約の時に聞かれた内容は以下の通りです。

・名前 ・最終生理日 ・妊娠と流産歴 ・居住地

妊娠・流産歴はかなり詳しく聞かれました。

居住地まで聞かれるとは思わなかったですが、

不育症に関して有名な病院とあって

遠方からも患者さんが来院するみたいなので

聞いているようです。

初診時の注意点もこの時に教えてもらいました。

・流産してから1ヶ月以内は検査ができないこと
・ピルなどの女性ホルモン剤、排卵誘発剤など使用しないこと
・検査前日の夕食から乳製品を多く取ったり、ラーメン・揚げ物等の摂取は控えること

私は化学流産していましたが、

ホルモン剤をやめた日から

2週間後に予約が取れました。

化学流産の時はホルモン剤をやめれば

そのまま生理が来るので

2週間の期間が空いていれば

検査には問題ないとのことでした。

初診日になり新横浜へ!アクセスは?

クリニックは新横浜の駅から

徒歩5分くらいの場所にあります。

 

新横浜 光伸ビル7階にクリニックがあります。

思っていたよりも普通のビルの中にあり、

「本当にここで詳しい検査ができるの?」

と思ってしまうほど

外観は普通のクリニックでした。

診察の流れ・内容

クリニックの中に入ると

受付の方が丁寧に出迎えてくれます。

保険証と事前にHPから印刷して

記入しておいた問診票を提出しました。

受付で「番号でお呼びします」と言われ、

番号札を持って待合で待ちます。

クリニックの中はそこまで広くないですが、

間接照明を多く使って

部屋の明るさを落としており、

お花や観葉植物も置いてあって

リラックスして待つことができる空間でした。

看護師による問診

診察前に看護師による前問診から行われました。

子宮内膜症の手術のこと、

体外受精3回行なった時のこと、

2回経験した化学流産の時の経過など

詳しくお話しました。

医師による診察・内診

前問診が終わったらまた待合で待ちます。

しばらくすると診察へ。

杉先生からも簡単に今までの経緯を聞かれます。

私は胎嚢確認できずで2回化学流産したため、

「着床障害かあ〜」と言われました。

まずは内診してみよう!ということで

内診台へ。

今までで1番時間をかけて

子宮の状態を診てくれました。

内診後に言われたことは以下の通りです。

  1.  子宮の形は綺麗で問題なし
  2.  子宮の血流も問題なし
  3.  子宮内も内診上は問題なし
  4.  内膜症の癒着あり。子宮後屈している

 

以前他院で検査した子宮鏡でも問題なかった為、

子宮後屈はあるけど、血液検査してみないと

何ともいえないという感じでした。

かこ
内診時のエコー写真をもらえました!見てもよく分かりませんが笑

内診の結果を聞いた後、

採血結果が3週間後くらいに出るので

診察室で次回の予約を取りました。

採血

採血室に呼ばれ、

看護師さんに採血してもらいます。

5本くらい採血管が準備されていて

たくさん血液をとりました。

看護師さんは気さくな方で

気になることを質問してみました。

 体外受精は保険で、不育症の治療は自費で並行するのはOKか
治療を行うクリニックが違うのでOK。(同じクリニックで体外受精と不育症検査をすると、採卵〜移植まで全て自費です)
かこ
同じクリニックでは混合診療になるのでNGです。ニキビ治療でも保険と自費で病院を変えて受診している人もいるので、今回の場合はそれと同じですね。
 不育症検査を受けていること、治療していることは体外受精しているクリニックに伝えたほうがいいのか
 クリニックによる。杉先生を信頼していたり、治療の方針など考え方が同じクリニックであれば伝えても問題なし。
低アスピリン療法を行う場合、投与の開始時期がクリニックによって考え方が異なる場合があるため、杉WCの方針に口出しされてしまう可能性あり。治療方針が違うと患者さん自身も混乱してしまうので、言わないほうがいい場合もある。

1番気がかりだったのは

不育症の治療が自費診療ということです。

不妊治療が保険適応されたとはいえ、

全ての治療が保険になったわけではないので

まだまだ網羅されていません。

ひとまず、病院が違うので

杉WCで治療しながら

体外受精は保険でできることを知り、

安心しました。

お会計

採血が終わったら待合へ。

番号を呼ばれてお会計をします。

この日は自費診療のみ支払いました。

(内診は保険なので次回受診時に支払います)

お会計:134,330円

支払い方法は現金orクレジットカード(一括決済のみ)です。
検査費用は13万円くらいとHPにも記載がありますが、現金だと少し多めに持っていく必要があります。

 

かこ
ちなみに所要時間は1〜2時間と言われていましたが、1時間弱で全ての診察を終えることができました。

3週間後。再びクリニックへ

検査を行ってから3週間が経過し、

再び新横浜へ。

杉先生より結果説明を受けます。

検査結果

採血項目で1つだけ引っ掛かっていました。

それは抗第Ⅻ因子抗体

その中でもIgM Heavy chainという項目が±

抗第Ⅻ因子抗体が引っかかると

プロテインSという項目も影響するとのことで

私の結果を見ると、プロテインS比活性の総抗原量が

0.75でギリギリセーフのラインでした。

(基準値:0.74~1.27)

これらの項目の結果から

血流が悪いために血が固まりやすく、

胎盤が作られても赤ちゃんに

十分な栄養が行き渡らず流産してしまう、

そもそもいい胎盤が作られず

着床しづらいなどの影響が出てきてしまう

とのことでした。

今後の治療について

血流が悪いため、

「低容量アスピリン療法」という

治療を行うことになりました。

血液をサラサラにするお薬ですね。

バファリン81mgとバイアスピリン100mgの

2種類あります。

看護師さんから薬に関する説明を受け、

バイアスピリン100mgを選びました。

価格は同じでしたので、

その他の選んだ理由は以下の通りです。

  1.  胃障害が軽減された薬であること
  2.  葉酸と一緒に内服できること
    (バファリンは一緒に飲むと吸収率が悪くなるので4時間はあけたほうがいいとのこと)
  3.  ①②の理由により、バイアスピリンが人気のためクリニックに在庫も多く置いていること

 

バイアスピリンを飲み始める時期は?

心拍確認などしていてある程度週数がいった流産を

繰り返している不育症の場合は

移植の日から飲み始めるそうですが、

私の場合はそれでは遅いとのことでした。

私は2回化学流産しており、

着床障害のため、まずはいい胎盤から作るべく

移植周期の生理5日目から

飲み始めるよう指示されました。

かこ
私が体外受精で通うクリニックは移植前だと着床を阻害する可能性があるとして移植後5日目くらいから飲み始めることを推奨しているようで、杉先生曰く治療の見解が違うとのことでした。やってみないと分からないので、私は杉WCで言われた通りに内服する予定です。

そして、バイアスピリンを飲み始めたら

不育症の場合は医師の判断で

妊娠35週くらいまで続けるとのことでしたが、

私の場合は検査結果が

微妙なラインの着床障害のため、

安定期くらいまででいいと言われました。

ただ、妊娠したら産科の先生と

よく話し合って決めるようにとのことでした。

バイアスピリンの処方について

妊娠していない時は、

最低10錠・最大100錠まで

処方可能とのことだったので

この日は最大の100錠もらっていくことにしました。

妊娠したら、バイアスピリンを処方可能かどうかを

自分で産科に確認の上、

受診をするようにとのことでした。

ただ、希望する病院で処方ができない場合は、

杉WCで処方も可能とのことでした。

バイアスピリンの効果は?

看護師さんから

「バイアスピリンを飲み始めたら

1〜2回目の移植で結果が出ている方が多いよ!」

というお言葉をいただきました。

バイアスピリンの治療をしながらの

移植となればさらに期待してしまいますね。

でも、もし結果が悪かったら

卵の問題も考えられます。

受精卵が正常かどうかは

PGT-Aで検査するしかありません。

ただ、PGT-Aは自費で高額ですし、

採卵と移植も自費になります。

夫婦で話し合い、

私たちは保険診療の治療だけを希望し

PGT-Aは今後も行わない選択をしました。

バイアスピリンを内服しながら、

移植を重ねていくしかないですね。

お会計

この日のお会計は

前回内診した時の保険診療代と

処方された自費のバイアスピリンの

代金(100錠で5,500円)を支払いました。

お会計:7,970円

 

おまけ

杉WCに受診されている方のレポで

よく目にするのが、先生のネクタイです!

個性的なネクタイをされているとのことで、

1回目の受診の時はチェックするのを

忘れてしまったのですが、

2回目の時はばっちり見てきました。

たくさんの種類の犬が描かれた

カラフルなネクタイでした。

かこ
可愛いネクタイをいつもされているようなので、チェックしてみてください!

まとめ

着床障害と不育症の検査は

かなりいいお値段でしたが、

検査したことは後悔していません。

検査で何も引っ掛からなかったら

逆にどうすればいいんだろうという

気持ちもありましたが、

今回このような結果が出て

今後は流産の対策をすることができますし

今は前向きな気持ちになれています。

残りの治療を後悔なく行っていくために

必要不可欠な検査でした。

流産を繰り返してしまう、

着床しないなどで悩んでいる方は

ぜひ受診を検討してみてください。

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